心を変えれば人間関係は自然とよくなる話
どうも、枝豆です。
今日はベストセラー本、”人は話し方が9割”の要約をしていきます。
1週目は誰でも読みやすいライトな本程度の認識だったのですが、
2週目、そして中田敦彦のYoutube大学での要約をみたら「こんなにいい本だったのか!」と完全に虜になりました(笑)
そして今はそのYoutube上がりなので若干中田さんのオマージュが入っています。
皆さんは、話すのが上手な人と聞いて、お笑い芸人やスティーブジョブズのようさまざまな人を引き付けるようなプレゼンテーションが得意な人たちを思い浮かべると思います。
ですがこの本は、上のような人が使う話術ではなく友達同士や家族同士など、身近な人たちとの間で使う上での会話で大切なことを紹介していました。
【目次】
話し方に必要なのはスキルではなくメンタル
筆者は話すうえで重要なのは自己肯定感だと明言しています。
自己肯定感とは読んで字のごとく自分自身を肯定する感覚。
「失敗がこわい・・・」
「他人の視線が気になってしまう・・・」
このようなときは自己肯定感が低い状態ですね。
「失敗は誰でもあるし大事なのはこの後。」
「他人を見るよりも自分を見てあげよう」
逆にこのような時を自己肯定感が高い状態といいます。
筆者は自己肯定感が低いことで
過去の会話であった失敗に目を向けすぎてしまい、結果話すことに苦手意識が芽生えてしまうと述べています。
なので一度や二度の失敗で会話を怖がらずに「この話題でギスギスしちゃったけどもっとこうすればよかったんだな」と改善に持っていくことで話が上手になっていく。ということなのでしょう。
簡単に言うと自己肯定感を高めれば会話が上手になる!ということですね。
自己否定の場と自己肯定の場
自己肯定感は周りの環境によって変わっていきます
もしあなたの周りが悪口をいう、人のせいにする、ネガティブトークなどを言う空間だとどうでしょうか?
「意見を言っても否定される。」
「話を聞いてくれない。」
という自己否定の場ができてしまい、そこから話すのが苦手になっていってしまうはずです。
逆にあなたの周りが
否定のない場所、自己肯定の場だとどうでしょう?
「どんな意見でも受け入れてみんなで考えてみる」
「言いたいことが言える」
心の底から安心できるコミュニティができますよね。
そしてそんなコミュニティで話すことが嫌いになるはずがありませんよね。
むしろ会話が楽しくてたまらないと思います。
筆者は私たちは話すのが苦手なのではなく話すことができるメンタル状態に持っていくのが苦手といいます。
つまり私たちは苦手な場所にいる時間を減らし、大切な人との時間を増やす。これが重要なのです!
大切な人との時間を増やすことで会話が好きになる、そして自己肯定感を高めていくということですね。
自己否定の場の対策
では自己否定の場にいる場合どうすればいいのでしょうか?
筆者はこう述べいています
-
沈黙なのは悪いことじゃない。無理して話を作らないこと
-
悪口が始まったら中座する。
-
他人を変えようとはしてはいけない
つまり苦手な空間では戦わないということですね。
そこで話をする必要はないしかかわらないのが一番ということです。
反対に自己否定の場を変えるのは困難です。そこに労力を使うくらいなら自己肯定の場を別で作ったほうが良いです。
自己肯定の場の作り方
では、自己肯定の場はどうやって作ればよいのでしょうか。
そこで重要になっていくのが人間の原則を利用することです。
その原則とは
-
人間は最も自分に興味がある生き物である
-
話を分かってもらいたいし認めてもらいたい
-
話を分かってくれる人や認めてくれる人が好き
この三つです。果たしてどんな人なのでしょうか。
話を聞いてくれる人なんです
筆者は話し方は聞き方であると述べています。
聞き方こそが相手を安心させそして話しやすい空間を作るということですね。
大雑把な順序を言うと
話を聞く達人になる→相手は話しやすくなる
→そこから自由な発言の場である自己肯定の場を作る
ですね。その中でも先ほど言ったような自己否定の場はできるだけ遠い距離間を持つといった感じでしょうか。
拡張話法
拡張話法は相手に話題を引き出させるための技法です。
これができれば普段の会話から悩み相談まで相手に気持ちよく話をしてもらうことができます。はっきりいって最強です。
ですが!ここではあえて言いません!なぜなら文章で説明するのはなかなかの技術がないと大変なのと、口頭で説明したほうがうんと理解しやすいからです。
なので
【人は話し方が9割①】100%好かれる話し方がある(Nine Out of Ten, Your Words Change Your Life)
この動画で具体的な説明がされてます。てかこれ見れば僕必要ないです。(笑)
ここからは自分が感心したトピックから抜粋して要約していきます。
本来は拡張話法のほかにたくさんの聞き方のコツ、そのうえでのNGワード等々きめ細やかに説明がされているのですが一個一個上げていくときりがないので本当はやりたいのですが忙しさ的に・・・なのでぜひ気になった方は本を読んでみてください。
周りを巻き込むには説得より勝手に楽しむこと
コミュニティで何かプロジェクトをするとき熱意をもって説得しようとすると逆に人が集まらないことが多々あります
逆に自分が楽しそうに何かに取り組んでいると「え、何々、何やってるんだろう」と興味を引き付けて最終的に「俺もやってみたい」となることが多いのです
これも少し考えるとわかることで
”強要”されるのと”自分から湧いてくる楽しそうという気持ち”ではどちらのほうが意欲的に取り組めるでしょうか。絶対後者ですよね。
このように大きなことをするのに人が欲しい時は説得より自分で楽しさを振りまいて周りを巻き込む。という方法を用いてはどうでしょうか。
しくじりリスト
ネガティブな話は笑い話に変化させることで効果を発揮します。
「 思いっきり間違えて周りに笑われて恥ずかしかった体験」
「バイトで客にぶち切れられた体験」
いろいろあった失敗談をメモしていってネタにしていくということです。
ここから「誰にでも失敗はあるんだな、」と相手に安心感を与えることができます。
そして何より弱みをさらけ出せる人はとても信頼されますからね。
また、何か失敗した時でも「あ、これしくじりリストにいれよ」といちいち落ち込むことが無くなるのでかなり良い方法だと思いました。
人によって話し方を変えない
上の人にも下の人にも態度を変えない、と聞くと上の人にちゃらちゃらする
というイメージがつきがちですが筆者の考えは上の人には丁寧に、そして下の人にも敬意をもって話すべきだといいます。
学校の先生もいつもは適当なのにゲストの人が来たときはなぜか集会でキレがちなあれです(笑)
あれをはたからみてよい教育者だと思えるか。ということですよね。
一貫性のない人の信頼はどんどん失われていきます。気を付けたほうがいいかもしれません。
話し方は心の在り方によって決まる
例をいくつかあげましたが、
いい会話は「いかに相手に敬意をもっているか」であり
逆に悪い会話は「いかに自分をよく見せようとするか」ということですよね。
つまり心がきれいになれば自然と会話はいいものになっていくのですね。
終わりに
日本人の会話はドロドロしがちですが、そこには自己肯定感というものが関係しているのですね。
下書きだけで三日間かかったわけですが、こうやって文章にまとめることで本の内容が五倍くらい深まりました。挑戦してみて本当に良かったです。
次は博之さんの本を要約するかな、それともまた何か読み返してみようかな。
この記事が皆さんの問題解決の道しるべになれば良いかなと思っています。
では!ここまで読んでくれてありがとう!